
これからの医療の中で最も重要な課題は、
と思われます。
ところが医学生が卒業後にどの科の専門医師になるかを全国的に調査したところ、とりわけ産婦人科、小児科、外科の医師を目指す学生がここ数年来大変少なくなってきています。「命にかかわる医療に携わると自分の時間も持てず、きつくて大変だ。」と言うのが彼ら医学生の本音です。将来を担う子供たちにかかわる産婦人科や小児科、現在の死亡原因のトップである癌を治療する外科の医師が減ってきているということであり社会的にも大変大きな問題です。
大分東部病院はこの社会的にも非常に大切な産婦人科と癌のなかでも発生頻度が高い消化器癌(胃癌、大腸癌、肝臓癌などの内臓の癌)を扱う消化器科(外科)を主体に医療を行っています。 また、生活習慣病から派生する脳血管障害(脳卒中など)や心臓病(心筋梗塞など)は予防することが重要であり、健診や人間ドックの重要性を皆様に理解していただき積極的に利用していただきたいと思っております。
これまで医療現場には女性医師が少なく乳癌健診、婦人科癌健診、大腸カメラなどを受けられるのをちゅうちょされていた女性も多くおられたことと思いますが産婦人科に岡田副院長、消化器科に日野内科部長、放射線科に高司医長と3人の女性医師がそろいためらうことなく女性の健診が受けられるようになりました。
忙しい合間に、ふと新生児室の生まれたばかりの赤ちゃんを見ると思わず笑顔もこぼれ癒されます。また一生懸命家族の回復を願って看病する方々、きつい治療もぐっと頑張り耐える患者さん、献身的に働く看護士さんをはじめとする医療従事者の方々、私にとって医療現場から学ぶものは計り知れないほど大きなものがあります。
今後、大分東部病院は、命が生まれる産婦人科、命と向き合う消化器科、生活の質を高める健診、人間ドックの3部門をさらに充実させ皆様が安心、信頼して受診していただける暖かい病院となるよう職員一同精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。
大分東部病院 院長 下田勝広